母乳と育児の相談室「スマイルベビー」開設まで(2)

スマイルベビーの看板の画像

なかなか踏み出せない一歩

訪問・出張専門の助産師として活動している中で、相談に行ける場所が欲しいという利用者のママからの声をいただいたことで相談室を作りたいと思うようになりました。

そこからすぐに実現とはなりませんでした。

一歩を踏み出すどころか踏み出そうとすることすらできない、そんな状態が何年間か続きました。

最初に相談室を開きたいと考えていることを話したのは、学年は違いますが、同じ大学出身の方。

子どもが偶然同級生だったために再会しましたが、子どもを介して知り合いになったママ友という関係とは違う感じで、色々話すことができる方。

その方に話したことで、前に進み始めます。

 

相談室を開設したいと思っていてもなかなか動き出せない私へのその方からのアドバイスは、「一人でやろうとしないで、仲間を見つけたらいいんじゃない?」というものでした。

確かに一人でやろうと思うと自信がなくてできないけど、仲間がいれば一歩踏み出す勇気が持てそうだという感じがしました。

このアドバイスがなかったら、今でも「スマイルベビー」は存在していないかもしれません。

仲間ができたことで一歩踏み出すことができた

一緒に母乳と育児の相談室をやっていく仲間として最初に頭に浮かんだのは、こだちさんでした。

こだちさんも私も独身の時に助産院で修行した経験があります。

修行した助産院は違いますが、指導して頂いた助産師の先輩方は同じだったことや一人目の子どもを同じくらいの時期に授かったこと、お互いに結婚後は横浜に住んでいたこともあり、私が横浜へ戻ってきてからは仕事だけでなくプライベートでも仲良くさせていただいていました。

 

久しぶりにご指導いただいた先輩方に一緒に会いに行くチャンスがあり、こだちさんと東京都北区にある助産院へ向かう電車の中で

・相談室を作りたいこと

・母乳育児しているお母さんだけのための場にするのではなく、育児をしているお母さん全員に開かれた場にしたいこと

・年齢によって変化する女性の体に関連した情報を提供したり、女性同士で知恵を共有できる場にしたいこと

・理想は「暮らしの保健室」の赤ちゃんとお母さん版。ゆくゆくは、いつでも地域のお母さんや女性が暮らしや健康、医療、子育てに関する相談ができる場所にしたいこと

など自分が頭の中に描いているイメージを一生懸命話したこと、こだちさんがちゃんと聞いてくれてたことを覚えています。

話を一通り聞いてくれた後「いいと思うよ」と言ってくれて、母乳と育児の相談室は一緒にやってくれることになりました。

 

仲間ができたことで、この後は相談室の開設のために一歩踏み出すことができ、具体的な準備に取り組んでいきます。

 

 

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横浜市保土ケ谷区、相鉄線「星川」駅から徒歩5分の母乳と育児の相談室「スマイルベビー」の助産師やないめぐみのブログです。

赤ちゃんの体重が心配、おっぱいをうまく飲めない、母乳が足りない/出過ぎる、おっぱいが痛い、卒乳断乳したい、妊娠中から母乳育児に備えたいというお悩みだけでなく、育児やママ自身のお体のことなど、お気軽にご相談ください。

 

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