母乳がどの位飲めているのか分からない
赤ちゃんが母乳をどの位飲めているのか、見ればすぐ分かるようになっていたらいいのに…
と思ったことはありませんか?
おっぱいをあげても30分くらい経つとすぐに泣いてしまったり、飲み方がいつもと違ったり、抱っこしていれば眠っているのに布団やベッドに下ろすとすぐに起きてしまったり…
母乳が足りていないからなのか、違うことが原因なのか、せめて飲めている量が分かれば…
そのような時は、次のことをチェックしてみてくださいね。
母乳を飲めているかどうか判断するための観察ポイント
赤ちゃんのおしっこの様子は?
赤ちゃんのおむつは一日に何回くらい替えていますか?
替えるときのおむつの重さはどうでしょうか?
いつも出産を控えた妊婦さん向けの母親教室でもお伝えしているのですが、
赤ちゃんは飲んだ分しかおしっこを出すことができません。
一日に7回以上おむつを替えているよ。
しかも毎回おむつはずっしりと重たくなっているよ。
という場合はそのくらいたっぷりと飲めていると考えても良いと思います。
もし、赤ちゃんが生後1か月未満の場合、毎日うんちは出ていますか?
1か月未満で毎日排便が見られない場合は十分に飲めていない可能性もあります。
(排便の頻度は個人差があるので排便が毎日無い=足りていないではないです)
赤ちゃんが生後1か月を過ぎている場合は、排便の頻度が少なくなっていくことも多く、十分飲めていても毎日出ない事もよくあるのでうんちの回数では判断できません。
赤ちゃんの飲み方はどうですか?
おっぱいを飲んでいる時の赤ちゃんの飲み方はどうでしょうか?
飲みはじめは、チュクチュクチュクと飲んでいても、途中からお口の動きが大きくゆっくりとゴックンゴックンとなりませんか?
お母さんの身体は赤ちゃんがチュクチュクチュクと飲んでくれることでおっぱいを出そうと頑張ります。
赤ちゃんがゴックンゴックンと飲んでいる時は、母乳が湧いてきてたくさん分泌されています。
この時、赤ちゃんが飲んでいるのとは反対側のおっぱいから、ぽたぽたと乳汁が出てくるママもいます。
授乳のたびにゴックンゴックンという飲み方が見られるなら、ある程度の量が飲めていると予測できます。
母乳が飲めているかどうか、確実に判断をするなら
ベビースケールで測る。
赤ちゃんの飲めている量を測ってみるのが一番確実です。
やり方は簡単。
母乳を与える前に体重を測り、母乳を与えた後にもう一度体重を測ります。
飲めた分だけ体重が増えているはずです。
途中でおむつを替えたり、着替えさせたりしてはいけません。
これで数字上、どの位のめているのか、把握することができます。
大人用の体重計では授乳量が分かるほど細かく測定できないので、必ず赤ちゃん用の体重計を使用しましょう。
飲みたい量には赤ちゃんの個人差もある
赤ちゃんの食欲にも個人差があります。
たっぷり飲みたい赤ちゃんは母乳測定でたっぷりと飲めていても、まだ足りないと泣いて、もっと欲しがります。
ちょっとずつ飲みたい赤ちゃんは1回に飲む量が少ない分、1日の授乳回数が多くなります。
私は十分に飲めているかどうか心配というママのケアをさせて頂く際には、母乳マッサージだけでなく、ベビースケールで赤ちゃんの体重が順調に増えているかどうか、1回の母乳量はどの位か、母乳を与えている時の赤ちゃんの飲み方やお口の位置はどうなっているかを見せて頂きます。
そして、数字だけではなく、この赤ちゃんにとっての適量は?と考えながら見るようにしています。
母乳が足りない/出すぎる方のためのケア 当院では母乳が足りているか分からない、出すぎる、ミルクをどのくらい足せばよいかわからないなど、母乳の分泌に関して心配な方のためのケアを提供しています
横浜市訪問型母乳サービス 出産後4か月未満の横浜市民の方が利用できるサービスです
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